第211章:彼女は最初は気まぐれだった

「彼女の様子は?」

アレックスは心配そうな目をシャーロットに向けた。

シャーロットは立ち上がり、冷ややかな表情で首を横に振った。

「フラッシュバックを起こしているわ。彼女自身で乗り越えるしかない。他の誰にも助けられないの」

そして彼女は向かい側にいる二人に視線を向け、鋭く冷たい声で言った。

「何の用?」

傲慢さに満ちた女が、見下すような目でローズを見た。

「何の用かって? ただローズに、私たちが一緒に過ごした楽しい時間を思い出してもらいたかっただけよ」

「本当に哀れね。あれからずいぶん経つというのに、まだこんなに取り乱すなんて。てっきり立ち直ったのかと思っていたけれど、どうやら...

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